会議の9割はムダ ホワイトカラーの労働時間を50%削減させるマネジメント(末松千尋/著)の感想です。
1 本の概要
「多くの会議の研究から、会議は業務時間の30〜60%を占めており、役職が上になるほどその比率は高まる」にも関わらず「ムダな会議時間が多いと誰もが思っている」。
この本では、そんな「会議」に焦点をあてる(=よい会議とは何か?)ことで、最終的にホワイトカラーの労働時間の50%削減を目指す。
2 感想
2.1 会議の効果を高める方法がわかる
この本を読むと、会議の効果(生産性)を高める方法がわかります。
例を挙げると、以下のようなものです。
・会議を各自の業務に対するコミットメントを宣言する場として活用する。
(人は、大勢の仲間が集まる場所で約束したことを反故にしにくいため)
・議事録よりアクション・リストの作成を優先すべき
(議事録は結局読み直されない。世界の優良企業のほとんどはアクション・リストと共有すべき情報をアーカイブするだけ)
上記を常に意識するだけでも、圧倒的に生産性が高まりそうですよね!!
この本には、そのような手法が山のように書かれています。
2.2 会議以外の仕事や、プライベートでも活かせるコツがある
この本は、当然ながら会議にフォーカスした内容ですが、会議以外の仕事やプライベートでも活かせるコツも述べられています。
例えば、「定期的に業務の10%の断捨離」などです。
私自身、プライベートのタスクも上記のように定期的に断捨離することで、本当にやりたいことにフォーカスした私生活を送れているように思います。
この他にもいくつか、会議以外にも活かせるコツがあるので、ぜひ見つけてみてください!
以上が感想です。
実際に私も社会人を6年ほど経験し、管理職に近づいてきたのですが、業務時間における会議の割合がどんどん大きくなっています。
多い日だと、1日に7つの会議があり、それだけで定時になってしまったりします。
そんな中、少しでも会議の時間を減らしたり効果を上げたいと思い、この本を手に取りました。
業界や業種によらない汎用的なコツが書いてあるので、大変参考になりました。
マネジメントする方もそうでない方も、社会人なら得られるものが非常に大きいので、ぜひ読んでみてください!!