私は学生時代、趣味がマラソンでしたが、月間300kmを超えるとすぐに怪我をしていました。
しかし速くなるためには、(練習の質ももちろん大切ですが)ある程度距離を踏むことが必要であり、なかなか速くなれませんでした。
そんな私も、ある重要なポイントを押さえることで、月間500km走っても故障しないようになりました。
今回はそのポイントについて書きますので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事の内容
| ジョグは土・芝生の上で
ジョグは土や芝生の上で行うべきです。
この1点に注意するだけで、怪我をかなり予防できます。
なぜかと言うと、土・芝生はタータントラック・アスファルトより足への負担が軽いためです。
冒頭でも書きましたが、実際に私はジョグをアスファルトの上で行っていた時期があり、その当時は月間300kmが怪我をしない距離の限界でした。
しかしある時期から、ジョグを土・芝生の上で行うようにしたところ、月間500km走っても怪我をしなくなりました。
もちろん、「都会は土や芝生のコースが少ないため、そこだけでジョグをすると景色が変わらず飽きてしまうよ!!」という意見もあると思います。
私も以前はそう思っていましたが、実際に土・芝生ジョグを始めると以下2点によって意外と継続できました。参考にしにてみてください。
・いつも同じコースを走ると、自分の体調の微妙な変化(日ごと、周回ごと)に気づきやすくなる。その感覚が新鮮で、続けても飽きが来ない。
・週1日だけ、ジョグでアスファルトを走っていい日を設定する。その日は好きなところを走れるので、長期的に見て飽きが防止できる。
|都内で土・芝生を走れるコース
都内のランニングスポットには、土・芝生を走れるところが少ないです。
ただ、私の知る限り少なくとも2つはありましたので、ご紹介します。
・砧公園(世田谷区、東急田園都市線 用賀駅付近)
以下記事の下の方に、地図とともにコースが紹介さされています。
ちなみにこの記事は、男子800m元日本記録保持者の横田真人さんによるものであり、彼も記事中で「芝の上を走った方が良い」旨を述べていました。
併せて参考にしてみてください。
脚によい芝生の道
・上野恩賜公園(台東区、上野駅付近)
こちらは以前私が愛用していたコースでして、周回の半分ほどを土や芝生で走ることができます。
この他に、小さめの公園であれば、都内でも土・芝生メインで走れるコースがあるかもしれません。
ぜひ、地元の近くを探してみてください。
|ジョグ/ポイント練習でシューズを使い分ける
ジョグでは、土・芝生の上を走ることに加え、ポイント練習(およびレース)用とは違うシューズを履くとより良いです。
具体的には、ポイント練習用より厚底のシューズが望ましいです。
なぜなら、ポイント練習で履くような薄底のシューズは軽くてタイムが出やすい一方、地面の衝撃を吸収しづらく足への負担が大きいためです。
ジョグはタイムを競うものではないので、厚底のシューズで足への負担を軽減すべきです。
実際、私が現役で月間500km走っていた頃は、以下のような感じでシューズを使い分けていました。
・ジョグ用(足底が厚く、足への負担が低い)
・ポイント練習およびレース用(足底が薄く、軽いためタイムが出やすい)
もちろん、この使い分けをすると物は増えるしお金もかかるのですが、将来の怪我予防のための投資だと思えばかなり安いと思います。
健康であってこそランニングを楽しめますので。
ということで、ジョグは厚底のシューズを履くとより良いです。
以上、お読みいただき、ありがとうございました。
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